読了本
- 作者: 八木沢里志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/12/06
- メディア: 文庫
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前作より恋愛色が強めになっていたがこれはこれで楽しめた。貴子は相変わらず“迂闊なところがある”のだったが、それに対する桃子さんの言葉がよかった。この和田2号のことは後々まで引きずるのかと思ったが、そうではなかったのもよかった。恋愛に臆病になっている貴子が、トモちゃんのこともあって和田さんとちゃんと向かい合えたのもよかった。まあ、あんまりドロドロするよりはさっぱりとハッピーエンドになるほうがいいよな。しかし和田さんてば、そんなに人の心の機微が分からなくて小説が書けるのかいな。