読了本

博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室

博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室

博物館のファントム 箕作博士のミステリ標本室/伊与原新
コンピューターオタクで片付け魔だが、生物学は門外漢な環がたまたま就職したのは国立自然史博物館。そこで標本収集室の怪人こと「ファントム」と呼ばれる変人博物学者(どうやらイケメンらしい)と出会う。ミステリ風味の連作短編集。薀蓄てんこもりだがサラッと読めて面白かった。標本ごとに違ったドラマが楽しめる。さいご環の専門と性質がもうちょっと役に立つのかなーと思ったが、箕作のツンデレが拝めたからまあよかった。もっと続きが読みたい。
ところで『プチ・プロフェスールasin:4048742426』は『リケジョ!asin:4041012201』とタイトル変えて文庫化したらしいですね。う〜ん、ださっ……と正直思ってしまった。キャッチーでわかりやすくはあるけどさ。前の書名がなんともかわいらしくて好きだったから。