読了本
- 作者: ケルスティン・ギア,遠山明子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: 単行本
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三部作の最終巻。えっ、そんなオチでいいの? そんなのむしろ悲劇的展開なんじゃないの? なのになんでハッピーエンド風? うーむ……。ヒロインが霊感体質なのが何かカギになってるのかと思ってたら、楽しい仲間が増えただけで特に何もなかったしなあ。あ、臨死体験は才能のなせるわざだったのかな。セメリウスも最後には役に立ってたし。あとクロノグラフってこれからも自由に使えるの? 種痘もいまいち蛇足な気がした。ビミョーに納得いかない部分が残りつつも、グゥエンドリンが恋だ愛だとわあわあ大騒ぎするのは面白かったんで、もう1巻くらいあるとよかったなあと思う。ドイツのファンの二次創作ってどんなんだろ。
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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凸凹じじいコンビの友情譚。これCobalt連載だったんだね。だから可愛い挿絵がふんだんにあるんだ。話もそこはかとなくかわいい感じだった。徹平とか花枝とかのエピソードも可愛かった。しかし、あんな葉書を書ける国政はそれほど悪い夫、悪い父でもなかったんじゃと思うがなあ。態度で示してこなかったんだとしても、なんだかなあ。お正月の娘の態度はひどかった。まあ当事者としてはいまも受け入れられないのだろうが。ていうか最後は許してあげてほしかったんだけど、奥さんもそこまでしか歩み寄らないのね。
- 作者: 芝村凉也
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2013/10/10
- メディア: 文庫
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シリーズ開幕の頃の爽快さはどこへ行ってしまったのか、相変わらず話が迷走中。作者はどうしたいのかな。視点をあちこち分散させるから話が進まないしまとまらないんじゃ? もうここまできたら最後まで見届けたいとは思ってるけど、相変わらずウザ朝太郎は健在だし、御前はますますアホだし、怪しい奴がやっぱりなーだし。もう定海なんてぶっつぶしちゃえば? あ、でも若殿はいい子なんで、なんとか丸くおさまるといいな。