読了本

トマトが野菜になった日―毒草から世界一の野菜へ

トマトが野菜になった日―毒草から世界一の野菜へ

トマトが野菜になった日 毒草から世界一の野菜へ/橘みのり
新刊という訳でもないのになぜ手に取ったのか覚えてないのだが(本の雑誌か何かで紹介されてた?)、読みやすくて面白かった。野生種が栽培種となり、南米から西洋へ持ち込まれてもしばらくは観賞用で、100年くらい食べる勇気のある人はいなかったトマト。サルサとしてフレッシュなまま食べられていたのが、どろりと煮詰めた甘酸っぱいケチャップとしてアメリカの“母の味”になり、日本でカゴメ創始者が試行錯誤のすえ真っ赤なソースを作り出すまでの波乱万丈なストーリー。思わずイッキ読み!