読了本

シャボン玉ピストル大騒動/ポール・ギャリコ著、山田蘭訳
片山若子の可愛い表紙に惹かれて手に取ったのだが面白かった。新訳で読みやすいということもあったのだろうけど。海外ものは古い作品でも翻訳で新しくできるからいいよね。日本のものだとそうはいかない。“バブルガン”から連射されるシャボン玉が次々とはじけるように場面が変わっていくので、こんなふうに展開していくとは! と軽く驚かされる。ラストはまさに「古きよきアメリカ」という感じでしみじみよかった。