読了本

紅玉は終わりにして始まり (時間旅行者の系譜)

紅玉は終わりにして始まり (時間旅行者の系譜)

紅玉は終わりにして始まり 時間旅行者の系譜/ケルスティン・ギア著、遠山明子訳
ドイツ発(でも舞台はイギリス)のロマンチックコメディ&タイムトラベルファンタジー、シリーズ1冊目。タイムトラベラーの能力を受け継いだ少女が主人公だが、この物語でのタイムトラベルにはいっぷう変わった制約がある。さらにその能力を管理&監視する団体がいて、グゥエンドリンは否応なしにその活動に巻き込まれる。アクション色もあったりして面白い。特に12人のタイムトラベラーを宝玉になぞらえたりするオカルト要素が痺れるくらい魅力的。血の円環が閉じたら何が起こるのか。ポールとルーシーは何故それを止めようとしてるのか。ギデオンにもうちょっとヘボいところがあるといいのにな(笑)。