読了本

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官/川瀬七緒
シリーズ2作目。相変わらず赤堀は笑えるほどエキセントリック。ハエだろうがアリだろうが愛情こめて「この子」呼びだもんなあ。今回は虫だけじゃなくて、民俗学色もちょっとあったりする。展開はたるみがなく、とある怪奇現象は虫の仕業“デス・ウォッチ”であるとか、トリビアも面白くて思わず読みふけってしまったのだけど、オチはなんだか『よろずのことに気をつけよ』と似てるなあ……と思ってしまった。あと、プロローグとエピローグは対になっててほしかったかも。藪木か瑞希のモノローグでさ。まあ凸凹刑事コンビでの締めもよかったけどもね。次作が楽しみだ(あるよね?)。
余談だが、赤堀がぶんぶん振り回してたカメルーンオオヤスデをうっかりググって凍りつきました。涼しくなりたかったら試してみてね♪