読了本
- 作者: 川瀬七緒
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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シリーズ2作目。相変わらず赤堀は笑えるほどエキセントリック。ハエだろうがアリだろうが愛情こめて「この子」呼びだもんなあ。今回は虫だけじゃなくて、民俗学色もちょっとあったりする。展開はたるみがなく、とある怪奇現象は虫の仕業“デス・ウォッチ”であるとか、トリビアも面白くて思わず読みふけってしまったのだけど、オチはなんだか『よろずのことに気をつけよ』と似てるなあ……と思ってしまった。あと、プロローグとエピローグは対になっててほしかったかも。藪木か瑞希のモノローグでさ。まあ凸凹刑事コンビでの締めもよかったけどもね。次作が楽しみだ(あるよね?)。
余談だが、赤堀がぶんぶん振り回してたカメルーンオオヤスデをうっかりググって凍りつきました。涼しくなりたかったら試してみてね♪