読了本
- 作者: 平岩弓枝
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/02/01
- メディア: 単行本
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かわせみ明治編も4作目。東吾が活躍してた頃に比べるといまひとつ盛り上がらない、と内心ずっと不満だったが今回はなかなか楽しめた。読者もいつまでも江戸編の面影を引きずってる訳にはいかないよね(でも麻生家襲撃事件の犯人は捕まってくれないと……)。新キャラ・凜太郎のおかげもあると思う。そのむかし宗太郎が仲間入りしたときみたいな感じ。まあ花世の尻に敷かれっぱなしの源太郎の影は薄くなっちゃったけどさ。しかし千春もまた唐突な。七重が宗太郎に嫁入りしたときは彼女の葛藤と決断が行間にかいまみえたけど、今回は何なのかよくわからん。それに千春が継がないんなら「かわせみ」はどうなっちゃうの?