読了本

ボートの三人男 (中公文庫)

ボートの三人男 (中公文庫)

ボートの三人男/ジェローム・K.ジェローム著、丸谷才一
いつのまにか改版が出てた。こないだ『犬は勘定に入れません』を再読してから、これも再読したいと思っていたのでちょうどよかった。パイナップルの罐詰のところ、大好き! しかし原著が書かれたのは120年以上前だというのに、こういうのは古びないんだねえ。翻訳だって40年以上たってるのに古くさい感じがしないんだからすごい。時代がかってはいるけど、それが逆にのどかな雰囲気を醸し出してて。最近は海外ものの新訳ラッシュだけど、これは新訳いらないな。和田誠の新しいカバー絵もかわいい。モンモランシーがちゃんと犬だ(笑)。