読了本
- 作者: 大倉崇裕
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/11/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
落語研究会、通称オチケンの変人たちが大学で起こる事件を解決するシリーズ3作目。落語そのものはちょっとした味付け程度で、それほど謎解きとは関わらない。愛川晶の紅梅亭シリーズなどと比べると薄味だが、だからこそ読みやすいというのはあるかも。2幕目「高田馬場」はなかなか面白かった。しかし学長はちょっとマンガみたいですね。ああ、でもコミカライズ向けかもなあこの作品、とくに中村さんとか絵でみてみたい。あと柳屋小三治の「茶の湯」も聴いてみたい! 文章で読んでいても思わず笑ってしまうもの。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/03/28
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (86件) を見る
30年の時を渡って行き来する悩み相談の手紙。東野作品ほとんど読んでないんだけど、たぶんいつもの作風とはちょっと違うのかな。ちょこちょこいい部分もあったものの(主に浪矢老人関係)、もっと驚くような仕掛けが用意されてると思っていたので、ハートフルかつこじんまりまとまったオチにやや拍子抜け。題名でネタ割れして、そこから一歩もはみださずに終わったなあ。もっとひねってあってもよかったのに。3人男の事情ももったいぶるほどじゃなくて、これなら最初から明らかにされてるほうが期待しなかったし、後で意外性が出たかもだ。