読了本
- 作者: 小島正樹
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2012/10/17
- メディア: 単行本
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導入の怪談話で一気に引き込まれた。横溝ばりの因習と怪奇にみちた世界、その合間合間にコミカルな風味がまじる。浜中が探偵役なのかと思ってたら後から海老原が出てきて、それがまた変なキャラでねえ(ほめてます)。おどろおどろしさが緩和されて読みやすかった。展開は結構強引というか、リアリティ無視というかなところも多かったものの、怪談話にいちいち合理的な解釈がつくのは面白かった。力技なんだけど、軽みがあるのでそうと感じさせない。これシリーズものなのかな? とりあえず前日譚があるみたいだ。
- 作者: 高田郁
- 出版社/メーカー: 創美社
- 発売日: 2012/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まだ「漫画原作者」であった頃の体験をつづった連載エッセイをまとめたもの。重ねてきたさまざまな経験、出会ってきた人々との交流がそのまま高田さんの血肉となり、作品に反映されてるのだなあとしみじみ思った。しかし高田さんてば思いのほかタフネスですね。社会派だし。そういう経歴は作品とは結びついてないのが面白い。