読了本・コミックス - teatree’s diary

3月のライオン　８／羽海野チカ
「前回にも増してひどいポスター」にはマジ吹きした。しかしいろいろとシビアな巻ではあった。っていつもそうか。やっぱり諦める人より、勝負を投げない、往生際の悪い人のほうがドラマチックだと思うの。柳原棋匠にしろ宗谷名人にしろ。零はそこまで踏ん張れるのか。

紫色のクオリア　２／うえお久光原作、綱島志朗作画
シュレーディンガーの猫のあたりはネーム頼りで少々かったるかったものの、光は最短のくだりはスッと理解できた。漫画って直感的なものなのかもね。にしてもマナブが哀れでならない。

梅酒／幸田真希
短編集。“間”を大事にする作家さんだけに淡白な印象もあるけど、悪くない。表題作は主人公の無防備さが危なっかしいが、ラストの切なさが胸に沁みた。あと「日溜まりの欠片」も好きかなぁ。理屈じゃない情動というのは確かにあるのだ。
しかしなんでアマゾンのデータは壊れてるんだ？