読了本

ツバメ号の伝書バト 上/アーサー・ランサム著、神宮輝夫訳
本気でやるごっこ遊びほど楽しいものはない。この夏休み、子どもたちは金の採鉱師になるのだ。ティモシイきたー! なかなか姿を見せないティモシイ、正体が分かってるとニヤニヤもの。そして冒険家たちの霊感担当ティティがまたも本領発揮。ランサムはどんな展開にするかあらかじめ決めておいて、興の乗った章から自由気ままに埋めていったそうだけど、このシーンはきっと真っ先に書いたに違いない。若い頃このくだりは妙に怖かったんだが、今読むと鬼気迫る感じがあっていいなぁ。