読了本・コミックス

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 7 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 7/羽海野チカ
学校側が介入すんの遅いでしょとも思うけど、介入するだけすごいし、また適当にお茶を濁すんじゃなくて本気で解決するつもりなのがすごい、と昨今のニュースを観てると思ってしまう。学年主任の国分先生みたいな人がいないと、どれだけ教師がいようとも日和見と隠蔽に流れてしまうんだろうな。それにしても宗谷名人、この世に生きてないみたいで怖いんですけど……。魅惑の櫻井“天然”七段が零と絡んでくれないかなー。その岳人を軽くあしらう島田八段は地味だけどカッコよすぎるぜ。この魅力が分からない大衆なんぞほっとけ!

とんがらし (モーニング KC)

とんがらし (モーニング KC)

とんがらし/桐村海丸
下手なようでうまいような、でもやっぱり下手なような独特の絵柄。古き良き児童文学の挿絵みたいな雰囲気。新撰組がまだ新撰組じゃなかったころの日常を描いているのだけど、やっぱり彼らの中にはその芽のようなものが含まれてるのだった。総司が夜三味線を聴く「桜」とかよかった。あまり出てこないけど歳さんが渋くて色気があって素敵。

Dear Emily…~da capo~ 1 (電撃ジャパンコミックス)

Dear Emily…~da capo~ 1 (電撃ジャパンコミックス)

Dear Emily…~da capo~ 2 (電撃ジャパンコミックス)

Dear Emily…~da capo~ 2 (電撃ジャパンコミックス)

Dear Emily…〜da capo〜 1・2/瑚澄遊智
田舎の孤児院から出てきたピュアな女の子エミリーが街のお屋敷でメイドとして働くあいだの出来事をやさしいタッチで綴る。姉御肌でちょっと意地っ張りなビアンカが好き。絵柄に特徴があって、白抜きが慣れないと見づらいモノクロ絵よりも、表紙のように柔らかな色使いに癒されるフルカラーで読みたい感じ。

やさしいセカイのつくりかた 2/竹葉久美子
天才ふたりがどうなるかが気になるのに、そっちはじわじわ小出しにされて、他の娘の(ややどーでもいい)エピソードがちょこちょこ挟まるのがちょっと邪魔かも……。作者はそういうのを描きたいみたいなんだけど。1巻では気にならなかった葵とハルカの抱える問題の重さも違い過ぎて、なんだかバランス悪いなーと思う。学校もふつうカンニングを疑うんじゃなくてIQ調べないかなあ?