読了本
- 作者: 輪渡颯介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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シリーズ2冊目(このままシリーズ化するのかな? だったら嬉しい)。面白かった。今回は皆塵堂に居候が増える。この居候じたいが訳ありの変わった男なのだが、彼の目から見ても皆塵堂まわりの人々は本当に変わり者ぞろいなのだった。しかしあくまで店主・伊平次の事情は語られないんだなぁ。これは何かの仕込み? うふふー、楽しみ。作中でこれだけ怪異が起こっていても、屑野郎の死は祟りではないと言う店主の言葉には説得力があったし、それが庄三郎の内に蟠る恨みを昇華するもととなる結末もとてもよかった。ほのぼのオチだしね!
でも猫好きにはあんまりお勧めしない……いやもう鮪助とかホント可愛いんだけど……。これが犬だったら私ももっと平常心なくしてたと思う。