読了本・コミックス

紫色のクオリア 1 (電撃コミックス)

紫色のクオリア　１／うえお久光原作、綱島志朗作画
原作読んだときもかなり衝撃を受けたんだけど……このコミカライズ、すごくいいなあ！　ほんとに原作そのまんまでどこにも違和感がないのに、のっぺりと新鮮味に欠ける退屈さもぜんっぜんなくて。しっかりした読み応えは視覚化の際にできる“隙間”や“脆弱さ”を、網島さんならではの解釈やアレンジでもって自然なかたちになるよう補ってるからなのだろう。ゆかりの可愛さ、守ってあげたくなる度は漫画版が上かもしれない。それでこそ今後の展開にも説得力が出るってものだが……とにかく１巻部分はいわば序章なので、続きが楽しみなような怖いような。なんか泣いちゃいそうだよ。

ヒナまつり 3 (ビームコミックス)

ヒナまつり　３／大武政夫
このままシュール路線でいくのかな。まあこれはこれで、なんだけど個人的にあんまり好みではないかも。 最初の頃はかすかにあった危険な感じが消えて、善人ばっかりになっちゃったのでね。まあ退屈なわけです。今後驚くような展開はなさそうだなと。でも新田の実家編はちょっと面白かった。リアリティはないけどさ。