読了本
- 作者: 三津田信三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/07/07
- メディア: 新書
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怪異譚に推理をからめた刀城言耶シリーズ最新巻は、学生時代の“言ちゃん”が活躍する短編集。怪談奇談に目の色が変わる悪癖も、推理を立てては片っ端から壊してくスタイルも当時から健在だし、阿武隈川烏の傍若無人さも聞きしに勝るというやつだしで、なかなか楽しかった。特に『凶鳥』特装版に収録されてた「天魔の如き跳ぶもの」はずっと読んでみたかったので、今回ノベルズに入ってくれてて嬉しかった。完成度が高いのは表題作かなやっぱり。横溝っぽい世界だよね。