読了本

ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)

ゴーストハント4 死霊遊戯 (幽BOOKS)

ゴーストハント 4 死霊遊戯/小野不由美著、いなだ詩穂
勢いにまかせてダーッと読んじゃったら何だか読後感がビミョー……知ってる記述と知らない記述を無意識に選りだしてたらしく、どうもちゃんと読んだ気がしなかった。で、最初から読み直してたらまた深夜にかかってしまった。そしてまたうなされた。ダメだって寝る前に読んじゃ。
松山のイヤ度もアップしてたけど(笑)、怪談が増えてるぅぅぅぅ。怖いよロッカーから覗く顔! おねーちゃんの膝にすり寄るエロ少年! あと、ヲリキリ様の活字の「ヲ」がちょっと気になるというか、妙に引っ掛かる書体なんだが、京極さんみたいにこの作品のためにわざわざデザインしたってことはないのかな。
構成や配置など、旧版でわりとスラーッと読み流してた部分がリライトによってくっきり浮かび上がってくるのは面白かった。真砂子は数多いる霊のうち坂内くんしかはっきり分からないんだけど、そのことが中盤で生きてくるのはうまいなぁ。また視えないのか、というフラストレーションが一気に解消されて。さらに教師と生徒の橋渡し役としての新キャラのおかげで、学校で起こってる怪異に深みとリアルさが出てたように思う。
裏表紙はジョンとリンさんがセット。むむ、そうきたか。5巻は安原さんとまどかかなー? で、6巻が綾子(ケバいのと巫女姿と、どちらも捨てがたい)、7巻は言わずもがな……と予想。加筆分には綾子の自宅の描写もあって、綾子スキーとしては嬉しい限りであります!