読了本・コミックス

花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

花もて語れ　１／片山ユキオ
声が小さく、人と話すのが苦手な主人公。入社したばかりの会社でもヘマばかりで落ち込んでいたら、どこからか心に染み入るような「朗読」が聞こえてきて……。朗読がテーマというのは珍しいが、正直地味だと思ってたよ……読む前まではね！！　いやー、ところどころ涙ぐんでしまったわ。面白かった。予想以上に奥深い朗読の世界にぐいぐい引き込まれる。宮沢賢治の「やまなし」もういちど読み直してみよう（青空文庫べんりだなあ）。それにしても続きが楽しみだ。ハナが最後まで朗読したら何が起こるのだろう……とドキドキ。

マコちゃん絵日記 1 (1) (FLOW COMICS)

マコちゃん絵日記 2 (FLOW COMICS)

マコちゃん絵日記　１・２／うさくん
元気少女マコトの周りはいつも笑いでいっぱい！　可愛くてちょっとエッチなギャグコメディ。「きれいなうさくん」とはいえ、クレヨンしんちゃんの女の子版くらいにはエロねた満載。でもスコーンと突き抜けた明るい作風なので、笑える漫画が読みたい人にはめっちゃオススメ。１巻おわりの“しーちゃんのおさがり”編には本気で吹き出してしまった。レベル４、あれは何度見ても笑いがこみあげてくるわ。あと“テデグマン”の回も爆笑だった。あの目つき、なんかジワッとくるのよねぇ……。

王狩(1) (イブニングKC)

王狩　１／青木幸子
プロ棋士育成機関「奨励会」を舞台に、強くなるべく精進を重ね、ときに激しくぶつかり合う少年少女の物語。『３月のライオン』よりも人間ドラマ的にはあっさりしてるというか、キレがある感じ。あと子どもが中心で大人は一歩下がっている。その意味では「ヒカ碁」に近いか？　とか部分をとりだすと思うけど、読んでるときは「アレに似てる」という印象はない。むしろ対戦ゲームっぽい（ゲームよく知らんけど）。対戦時の、架空フィールドに武装した棋士が対峙するイメージはちょっとかっこいい。それにしてもマリノンほんとムカつくな〜〜！！　盤外戦術にうつつを抜かしてるうちに腕が鈍っちまえっ。