読了本

銀のらせんをたどれば

銀のらせんをたどれば／ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
ギリシャ・ローマ神話を題材にしたファンタジー。設定がいかにもジョーンズらしい凝りようで、本来ならもっと分厚い本になっててもよさそうなのに、いやに薄いな……と思っていたら終盤であれよあれよと言う間に風呂敷たたまれた（笑）。最初は話が込み入っててもラストは仕事きっちり、なのがDWJ。ヤガーの歩く城はハウルの動く城へのオマージュ？　年代的にはこの作品のほうが後にかかれたようだけど。佐竹さんのイラストを含め思わずニヤリとしてしまった。しかし今回もふんだんに盛り込まれてる佐竹さんの挿絵はほんっと素敵に面白いねぇ。