読了本
- 作者: 池田美代子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
凛は写真部の先輩が撮った廃墟の写真を見てから奇妙な発作に襲われるようになった。そして仲のよかった部員たちの間に不協和音が響き始める……。ホラー色強めのミステリ。不気味な謎で話を引っぱるのがうまくて、一気に読んでしまった。すれっからしの大人の読者は「ココとかアレとか怪しいな」と気付いてしまうけど、それでも結末には驚かされた。きっちりと伏線が拾われ合理的に解決がつくのですっきりする反面、オリのように残るものがあって、それが忘れがたい味となっている。結局、ホタル沼の伝説は……。あとねぇ、おばちゃんにあやまれ。作者は「ナビ・ルナ」シリーズ等で有名なのだそうで。文章もきれいだし、他の作品も読んでみたくなった。
- 作者: ダン・ブラウン,越前敏弥
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2010/03/03
- メディア: ハードカバー
- 購入: 3人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (49件) を見る
むむむ。マニアの予想どおりのほうが面白かったのかも。ラングドンの溺死のあたりとかも液体、液体ってわざとらしかったし、ザカリーはいうにおよばずだし、全体的に展開がくどくて驚きが少なかった。それに何やら高尚(?)な方向に話が進んでいって、終盤はほぼ流し読みしてしまった……。次回作はもう読まなくていいなぁ。