読了本・コミックス

鎧光赫赫 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

鎧光赫赫 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)

鎧光赫赫/久慈光久
伝奇色の強い戦国時代ものを中心とした短編集。すごい迫力。「弾丸餓鬼(タマガキ)」がとくに好き。「雷電突攻」もいい。敗者、弱者を主人公として描くなら、女はその最たるものだから。……とか思ってたらいきなり始まった『エマ』オフィシャル同人(笑)。聞いてないよ! でも森薫さんの素顔ものぞけてなかなか面白かった。現代ものの「ラピッドファイア」も銃の力は平等というテーマにタマガキと通じるものがあって読ませた。

雪月記 1 (アフタヌーンKC)

雪月記 1 (アフタヌーンKC)

雪月記 1/猪熊しのぶ、山上旅路
時は中世、人の死を視る(というより自らの身に感じ取る)力を持つ神子の一族は貧しかったため、勝ち戦をさずける軍師としてその能力を他国に売っていた――。時代背景は戦国の世より前らしいが、国取り合戦はすでに始まっているのだね。ダイナミックな設定のわりに展開はかなりスローな感じ。なぜ緋乃が照遠を憎んでいるのか、過徒はなんで特別扱いされてるのか早く知りたい。

信長協奏曲 2 (2) (少年サンデーコミックス)

信長協奏曲 2 (2) (少年サンデーコミックス)

信長協奏曲 2/石井あゆみ
こんなに話がうまくいく訳ないよなーと思いつつ、そうきたか!と毎回驚かされてしまう信長マジック。道三はちょっと禁じ手のような気がするが、そのあとが修学旅行ときては、もうどーでもいいっていうか(笑)。苦労性の恒ちゃんが笑える。しかし帰蝶はえろかわゆすなぁ。猿が出し抜かれたのはちょっと意外。こいつもこれで信長にコロッと心酔しちゃうのかな? 

鉄拳チンミ外伝(3) (講談社コミックス月刊マガジン)

鉄拳チンミ外伝(3) (講談社コミックス月刊マガジン)

鉄拳チンミ外伝 3/前川たけし
Legendは追うのをやめてしまったけれど、たまに出る外伝は気軽に読めるのがいい。しかもシーファンはリキさんの次に好きなので(笑)。彼がひょんなことから弟子にとることになったじゃじゃ馬娘フーレン、これがぜんぜん女の子としての媚はないのに、めっちゃかわいいの! 前川さんこんなキャラも描けるんだな。オチも心にくい。ぜひ再登場させてほしい。