読了本

クリスマスに死体がふたつ (創元推理文庫)

クリスマスに死体がふたつ (創元推理文庫)

クリスマスに死体がふたつ/ジェイニー・ボライソー
シリーズ3作目。ひとりでいることを「解放された身」として楽しんでいるのに、周りが放っておかないもてもてローズ。彼女をめぐる色恋ざたには最初あまり興味がなかったけど、だんだん面白くなってきた。だれが抜きん出るか分からないしね。ジャックが一歩リードなのか? バリーはマディとでもくっつけばいいのに、あまりの報われなさに思わず同情。ヒロインが精神的に成熟した大人なので、恋愛が描かれてもメロドラマにはならないだろうという安心感がある。ロマンスって深い仲になった後よりもつかずはなれずの頃のほうが面白いもんなぁ。今回はコーンウォールのクリスマス風景も楽しめた。パースティ、美味しそうだ!

日本の神様 (よりみちパン!セ)

日本の神様 (よりみちパン!セ)

日本の神様 (よりみちパン!セ)/畑中章宏
昨日は仏像の話、きょうは神像のはなし。八幡神は僧形、というのにへぇ〜と思った。ブックデザインの祖父江慎さんて装丁だけじゃなくて中身のほうも関わってるのかな? いろいろ標準的な形からはみ出してる紙面が珍しくて面白かった。関西弁の寅さんみたいなお父ちゃんとこましゃくれた娘の会話がいい味だしてる。