読了本

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア (電撃文庫)

うううう、とっても面白かったけど心臓に悪い……! 自分以外の人間がロボットに見える女の子・毬井ゆかりをめぐるあれこれを親友・波濤マナブの視点で描いたSFもの。はじめて読む作家さんなもんで途中からの急展開には心底ビビらされた。だって最初はわりとほのぼのだったから! 作風とか知らなかったから。殺人鬼さんが出てきたあたりで「やばっ、手を出してはいけない話だったか?」といささか後悔し、2話目のあまりにも冷徹なトライ&エラーの連続に胸が痛くてもう読むのをやめようかと迷った。やめなくてよかった。やめてたら悪夢のままだった。いや、でもこの先「ジョウント」とはどーなんのよ……ハッピーエンドのはずなのに怖いよぅ。