読了本

天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺

天山の巫女ソニン(4) 夢の白鷺

天山の巫女ソニン(5) 大地の翼

天山の巫女ソニン(5) 大地の翼

完結。だけど第二部に続きそうだよな? ソニンは十八歳まで王子に仕えるという話だったのだし、世情もいまだ流動的だし。第4巻でクワンとイェラが出会うくだりは面白かった。視線のぶつかる先に火花が散るようで、その迫力にソニンとイウォルがかすんでしまったくらい。セオはそれぞれを虹色石、金剛石に例えたけれど、いくら宝石とはいえ磨かなければ光らない。さまざまな壁を乗り越え、ふたりが人間的に大きく成長したことは確かだ。ソニンが遊学から戻ればイウォルの活躍の場も増えるだろう。思春期を迎えたふたりの関係がどう変化するのかも気になる。ああ、続きが読みたいなー。『ソニンの青春』『ソニンの幸福』『炉辺荘のソニン』……とまではいかなくても、あともうちょっとくらいは。最終的にシリーズ中いちばん好きなキャラはクワンとなった。セオとセットでね!