読了本

天山の巫女ソニン 2 海の孔雀

天山の巫女ソニン 2 海の孔雀

天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星

天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星

ソニンが仕えるイウォル王子の国・沙維のある半島には他に2つの国がある。タイやインドネシアっぽい江南、何となくモンゴルを思わせる巨山。三国の政治バランスはこの物語においてかなり大きな要素だ。第2巻では江南の第二王子クワンと深く関わり、第3巻では巨山の王女イェラとの出会いが描かれる。どちらも一般人には太刀打ちできない凄みの持ち主で、ソニンも例外ではないけれどいざとなると一歩も引かないところは燃えるなあ。みな民を統べることについて真剣に考え平和を望んでいるのに、どんなに修正を試みようと時の流れは絶えず戦をめざし進んでいく。なぜ戦争はなくならないのか? この物語ではどんな答えを出すのだろう。ミンがかなり好きだ。どうか幸せをつかんでくれ! ちなみにTONOちゃんで脳内マンガ化しながら読んでいる。クワンのイメージはオリエンタルなライアンだったり(笑)。