読了本

ふちなしのかがみ

ホラーミステリ短編集。「踊り場の花子」「ふちなしのかがみ」は凝っていたなあ。とくに花子さんの、気付かないうちに手順を踏まされているくだりは怖かった。あんな奴もっと酷い目に遭わせてやれよ、とそこだけが不満。「おとうさん、したいがあるよ」はシュールでぞくぞくするほど面白かった、けれどオチが何度読み返してもわからない。杉江松恋さんがものすごく褒めてるのにまったくピンとこないよぅ。分かったらさらに面白かろうから分かりたいんだけど、私バカなんだろうか。困った。でもこのくらい不可解さが残るほうがホラーとしてはいいかもしれない。