読了本

ヴァイオレットがぼくに残してくれたもの (SUPER!YA)

ヴァイオレットがぼくに残してくれたもの (SUPER!YA)

失踪中の父を持つイギリスの現代っ子ルーカスはふとしたきっかけから謎の老女ヴァイオレットの骨壷と出会う。骨壷奪還作戦のあたりからだんだん面白くなってきた。じじばばが元気な小説はやっぱりいいね。骨壷に導かれるようにしていつしか“自分探し”をしていた主人公は、最後にかなりやばい真相を掘り起こしてしまう。うわあこの話、ミステリだったのか! アレとかソレとか伏線だったのか! 皮肉のきいたラストがよかったな、あれを受け取った相手はいったいどんな顔をするのだろう……。