読了本
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/02/26
- メディア: 単行本
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松平のいうように「くだらない」の一言で切り捨ててしまったら世の中には下らないことばかりになってしまうが、理由や対象はどうであれ代々守り続けていくものがある、ということには意味があるのではないだろうか。親子の絆が希薄になりがちな昨今、それを更新しつつ大阪人の心意気を四百年もつないでいけるなら、年間5億の支出も無駄ではないような。いや、やっぱ高すぎるかな? それに大阪ばっかりズルイ(笑)。でも街にひょうたんが静かに盈ち溢れていく情景を思い浮かべたら鳥肌がたつなあ。本当に、現実にそんなことがあったらいいのに、と思う。