読了本・コミックス - teatree’s diary

伊藤さんはほんっっとに絵が上手いなぁ。どこぞの小説原作者はほんっっとにオロカだったと思うぞ。ユルールが長い話を初めて、シュトヘルちゃんが話が見えてこないとボヤくまでが一瞬だった。えっえっ、もう巻末？みたいな。でも週間誌連載だから割と早く続きが読めそうなのが嬉しい。

展開早くてびびった。といってもコマに情報をぎっしり詰めるんじゃなくて、情感で埋めるタイプだな武本さんは。後半にいくほど表情のひとつひとつに手が抜かれてないというか、手クセや慣れで描かれた表情じゃないんだよね絵が達者な人なのに。その真摯さが嬉しい。

萌え成分たっぷりのオタク的戦国時代劇。愛姫娶っちゃったよ、お世継ぎほしい攻撃どーすんのよ。あんまり面白かったので１巻から読み直してしまった。小梅が巨乳に育ってるのは何かの伏線なのか読者サービスなのか読めないあたりがキネコクオリティ。

短編集。表題作うっかり泣きそうになってしまった。いろいろ仕掛けを考えつつ描いてるんだなあ斉藤さんは。成功してるとは言い難い部分もあるけど、こういうとんがり具合はきらいじゃない。友人北原さんに積極的に助言を乞うといいんじゃないかと思う。