読了本・コミックス

生きてゆく私 (UNPOCO ESSAY COMICS)

以前から私生活をセキララに描く人ではあったが、今回もパンツスパイラルとか結構すごいことをばんばん暴露している。それでいて品下る感じがしないこの飄々とした風情。やっぱりTONOさんの作風ってオンリーワンだよな。それにしても「懇意にしてる霊能者」までいるとは。オバケがケータイ好きなのはデータが壊れやすいからじゃないのか？　とは思ったけれど。「名古屋　はえ」には不意打ちくらって大爆笑。家族が何があったかと飛んできて恥ずかしかった。今読み返してもそんなに面白くないのに、その時は妙にツボにはまってしまったんだよなあ。

百合星人ナオコサン 2(Second impact (電撃コミックス EX)

「宇宙船地球号なんて、降りちゃえ！」という帯の文句が秀逸。相変わらずやりたい放題のナオコサンで面白かった。カラーページの摩天楼のてっぺんで手を取り合う女の子たちとか、廃墟で赤錆食ってる女の子とかの醸しだす空気が素敵。これは一枚イラストだからこそ却って深みが出るんだろうな。黒ナオコサンも好きだけど一冊まるまるこれで話続けて読ませるものになるかどうかは分からない気がする。ヤオイ星人アヤコサンもキャラ立ってきたなあ。寂しがりやなくせに強がっちゃうあたり、だんだん親近感わいてきた。