今回は盛り沢山で面白かった。それにしても、せ、赤眉ー！！ これが鷺麻呂→道満だったら不気味でアレなんだが、赤眉→晴明だとハマりすぎててシャレにならん……本当に「そういう意味」だったらどうしよ。東国の将門がどう物語に関わってくるのかも楽しみ。三田村さんは1939年生まれということはもう七十に手が届こうかというお年だよね。イラストの効果もあるのだろうが、そうは思えないほど若々しい作風だ。
「
あらいぐまラスカル」を味わいつくすためのガイドブック。細やかに神経の行き届いたつくりでとても読み応えがあった。物語解説やスタッフインタビューなどからは愛を込めて丁寧に作られたアニメだったことがうかがえるし、また原作者の生い立ちや舞台となった土地の美しさが豊富なカラー写真とともに語られて、よりいっそう作品への理解と愛着が深まる。私が主題歌聴いただけで涙がこみ上げてくるのも合点がいったよ……。
セーラ＆マックスシリーズ第１０作。正直、おなじみキャラと会いたいだけで読んでるのだが（今回の犯人はずいぶん……だったなあ）、ライオネルの長男
ジェシーが意外に使えるやつだったと判明するところは楽しかった。マックスの助手として仕込むとこまでいくかな？ 長編が残すところあと１冊なのは寂しい限り。
