読了本・雑誌

7月22日発売のモーニング2 vol.12は「ペンギン大特集号」。藪から棒に何でだ。にしても月刊化したら内容が薄くてつまんなくなったな。毎月買うのも面倒だし。でもとりのなん子「ぺんたくん」は意外なほどおもしろかった。犬が無事でよかった……ぺんたくんの突飛な動きも変で笑える。「荒呼吸」のハナちゃん話もよかった。これらは動物ネタだからいいというんじゃなく、見せ方や切り取り方がうまいのだと思う。
ヘタなのの典型が鈴屋あやめ「いったり・きたり」。前作からずっと連載持ってるのに不思議なほどうまくならないのは自分の作品を客観的に眺めたことがないからなんじゃないかな。「ファンタジウム」はページがちょっとしかなくて物足りない。作者のブログによれば準備期間も少なく今後の約束も不確かなまま描いてるみたいで……編集部も手が回らないのなら無理に月刊化することはなかったのに。今はなんか作り捨てみたい。
聖☆おにいさん」は安定した面白さ。天界のノリについていけない生真面目なブッダに笑ってしまったが、ふとバチアタリな気がして後ろめたくもある。「刻刻」と「羣青」も面白いが、連載で細切れに読んでると展開がよく分からないな……まとめて読みたいところだけど単行本を買いたいほどではなし。Xに興味はまったくないが西島大介の日記はけっこう面白かった。
「ピポチュー」はほんとに何が描きたいのか分からない。できれば応援したいんだけど、夢オチとか何ページにも渡ってやるもんじゃない。あと創刊時はほとんどなかったエロ色が普通に入ってきてるのが残念。やっぱそうなっちゃうんだな。「変ゼミ」はきらいだけど鈴屋あやめに比べたら漫画としてちゃんと読める。オノ・ナツメはなんとなくいい話より胸が痛くなる話のときのほうが好き。

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