読了本・コミックス

夏目友人帳 3 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 4 (花とゆめCOMICS)

夏目友人帳 5 (花とゆめCOMICS)

まとめ読み。あれよと言う間にドラマＣＤ化、そしてまさかのアニメ化。緑川作品はアニメ化からいちばん遠いところにあると思ってたけども、独特の間とかモノローグなどがどんなふうに表現されるのか楽しみだ。巻を追うごとに面白くなって、最新５巻はもっとも脂が乗って美味しい（人魚然りタキ然り滋さん然り）仕上がりだったけど、ちっちゃい妖かしに橋を渡してやったり、天井裏から花を降らせる腕とかのエピソードも心に残っている。こういう何気ない優しさがこのシリーズの特徴だと思う。キャラでは名取と塔子さんが好き。夏目とからむと話に厚みが出るというか。しかしレイコさんはかっこいいな……一匹狼の悲哀も感じさせて。

まんまんちゃん、あん。 第1巻 (バーズコミックス)

跡継ぎに嫁が欲しい婿側。貧乏子沢山所帯から出たい嫁側。そんな思惑やら算段やらが飛び交った割には恋愛結婚的な気分でお寺に嫁いできた元気娘めぐり。だが愛する夫は事故であっけなく死んでしまったのだった……。すげー切ない。泣きそう。それだけじゃ食べていけないと分かってはいても、めぐりの拠り所は今も信玄への愛なんですよ。まだまだ波乱含みだけど続きがどうなるのかものすごく気になる。

京劇的無頼繚乱 3巻 (宙コミック文庫)

「黄金少年（ゴールデンボーイ）」編を一挙収録。横糸には美嫦の異母弟というふれこみの美少年をめぐる謎があるんだけど、縦糸にはノワールの香りも高い銀狐と異母弟との生死をかけた戦いがくるのだ。「香港皇后」編はイレギュラー的な扱いだと思っていたので、本編と絡んできたのには連載当時も驚いた。銀狐がただのおちゃらけ者じゃなく、物語が一本調子の冒険活劇でないところにこのシリーズの魅力がある。

番線―本にまつわるエトセトラ (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

本屋から飛び出て、本に関係するさまざまな職業や部署などに取材したエッセイコミック。面白かったんだけど、ネタが微妙に番子さんの専門外なせいか何となく勢いがないというか良さが薄まってしまったような感じがしないでもない。それにしても「どろんこ祭り」懐かしい〜！

ランペイジ1 (Flex Comix)

基本は三国志、でも張飛が主役で劉備が美女…！？　って帯の文句そのまんまな話だが、いろいろ設定が練ってあるのが面白い。劉備がやたら肌の露出度高いのも悪くない。必要性があるなら脱がしても許せる。最後にマイフェイバリット武将の趙雲が出てきたのが嬉しくも楽しみ。

丘の上のバンビーナ (ウィングス・コミックス)

飼い犬と中身が入れ替わってしまった小学生の女の子が、もとの自分では出会えなかった世界を知って少しずつ成長していく物語。ひな子と秋津の年齢をもうちょっと上げてみてもよかったかも。入れ替わったときのギャップが大きくなって話にメリハリも出るし。