日本の漫画文化の極み「擬人化」もここまで来た! 世界各国を擬人化し、さらに「本当はとてもヘタレな
イタリア軍」略して
ヘタリアにスポットライトをあてて展開するシニカル世界史コメディ。油断してるとマジで吹く。コミックス収録分がほとんど新作だったのには驚いた。量が多くて大変だけどサイト
「キタユメ」で公開されてる分も読む価値あり。
ヘタリアのヘタレたるゆえんを存分に味わえる。というかイタリアに振り回されるドイツは萌えるなー。諸国のなかでは素朴な冷血漢ロシアくんと
オーストリアLOVEな
ハンガリーさんが好きだ。
完結。何だかよく分からないまま終わってしまった。さすがの
TONOさんもまとめきれなかったのだろうか。ラーの再生はなんかちょっと個人的には納得いかないのだが、でも
TONOさんは善悪とか常識とかをあっさり飛び越える人だからな……。ラストも物語の到着点をずらされたような感じだった(泣けたけど)。バランスがいいおじさんになっちゃって。いま思ったがここで登場するのがチキタだったらそれなりに納まりがついたような気が。なんでチキタとラーの行く末をぼかしてしまったんだろう。