週末のテレビ

のだめカンタービレスペシャル楽しかった。プラティニ・コンクールとのだめ初リサイタルは原作の再現度が高いうえに絢爛豪華で妥協しないリアルさをかもし出そうとする意欲が感じられ、一般人にクラシックっていいなあと素直に思わせる勢いと面白さと確信的な濃厚さがあった。外国人(顔)タレントを総動員してるのには思わず笑ってしまったけど。どうせならみんな海外役者の吹替えでもよかったのでは? マンガだと違和感もなくさらっとやってしまえることが、実写化するときは思わぬ伏兵となるんだな。やっぱマンガってすごい。楽しみにしてた黒羽根飛ばしは「逃亡者おりん」オープニングのかっこよさを越えてなかったのが残念。
篤姫」第1回は微妙な出来だった。退屈で時計ばっかりちらちらみてた。メリハリに欠けるきらいはあったと思う。幼少時から順を追うのでなく、例えばキメの大奥からはじめるとかさ。宮崎あおいは可愛いけど何だか演技が一本調子だし、瑛太もヅラが似合わないし……。薩摩らしさももうちょっと出してほしい。方言がききとりづらくとも。まあまだ始まったばかりなのでもうすこし様子をみよう。原作はすごく面白いのにな。宮尾登美子天璋院篤姫」と有吉佐和子和宮様御留」はセットで読むとさらに面白いのだ。ああ読みたくなってきた。
録画を溜め込んでた「げんしけん2」を一気観。面白かった。オタクにはときどきかなり痛いというか見るに忍びないというかな物語ではあるけど。「マダラメ総ウケ」の回は原作よりもさらに妄想がふくらんでて爆笑した。あちこち膨らませたのがたたったか、お話としてはやや尻切れトンボな最終回だったけど、また数年後に3期で続けるのかな。荻上救済してもらわないと。アニメ版は咲がすごく安定感と華のあるキャラになってて、人間関係のバランスがうまくとれてる感じがするのがいい。