読了本

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)

最近とみに増えた創元推理文庫のライトなミステリ最新刊。とある高校の文化系クラブが集まった“芸術棟”が舞台のどこかコミカルな幽霊さわぎと、間に差し挟まれるシリアスな断章とはどうからむのかと思ったらそーきたか。終盤はいろいろと都合がよすぎる感じがしたが、高校生探偵の伊神先輩とワトソン役葉山君のコンビはなかなか面白い。あまり話をひねってないのも素直でいい……ような気もするし。今後に期待したい。

パンダ通 (朝日新書 73)

パンダ通 (朝日新書 73)

まだ日本で知るもののなかった頃から愛し研究し続けてきた黒柳徹子の回想エッセイと、岩合光昭の写真が満載なパンダ入門書。口絵カラーで谷ウツギを頭飾りにしてる子なんかもう萌え殺す気か!というほど可愛い。クマとかと比べると明らかにラインがまるーいんだよねえ……。対談で、岩合さんがカメラの部品を落としたらパンダが素早く走り寄ってきて、という話をしたら黒柳さんがすかさず「じゃあ、マングースくらいの速さで来ました?」って。何故たとえがマングース!? 黒柳さんの天然さも可愛い。