読了本・コミックス

四ッ谷渋谷入谷雑司ヶ谷!! (WINGS COMICS BUNKO)

四ッ谷渋谷入谷雑司ヶ谷!! (WINGS COMICS BUNKO)

かわいくてブラックなキャラが繰り広げるシュールなギャグを堪能する。とくに新作が入ってるわけじゃないんだけど。文庫にするとこんなに薄くなっちゃうんだね。……遺作なんて信じられないなあ(泣)。四ッ谷雑司ヶ谷!! だけでも成り立つ話ではあるけど、渋谷入谷があるとゴロがいいし、災難が分散するから胸の痛みも減じて心おきなく四ツ谷のお茶目っぷりを楽しめるネ!

扉をあける風 (フラワーコミックス)

扉をあける風 (フラワーコミックス)

完結。わりとあっけなく幕が下りたけど、化け猫ヴィルヘルム(と可愛いメイド)の話だけでも単独で押し進めて欲しいような気もする。「ヴィルヘルム・某日」で1冊できるくらいに。それとは別に変わり者で自然体のエヴァンジェリンもかなり好きだ。コーネリアスのほうは落ち着いたようだから、彼女を主役としたスピンオフとかもいいよなあ。……ないか。

コランタン号の航海 ─ 水底の子供 (1) (ウィングス・コミックス)

コランタン号の航海 ─ 水底の子供 (1) (ウィングス・コミックス)

壮大な物語の序章なのか? 船上の日常に終始してドラマらしいドラマはあまり起こってないようなのだけど、波乱の幕開けであることはほの見えて目が離せない。続きは楽しみだがショーン・ビーン主演「炎の英雄シャープ」とか観てればもっと燃え/萌えられたかもしれない。山田さんにオノナツメの影響が見られるように感じるものの気のせいかもしれない。

ARIA(11) (BLADE COMICS)

ARIA(11) (BLADE COMICS)

ケット・シーが出てくる話はすごく好きだったので、何だか胸がきゅーんとなった。もう出てこないのかな……。石川啄木の「友がみな我より偉く見える日よ」みたいな切り口はちょっと意外だった。晃ちゃん達観しすぎな気もするし、アリスに先を越された?アリアたちはどーすんのかなとも思うけど、極力黒く重たくならないのがこの漫画のよさでもある。

原作付きらしい(作者は原作つきらしからぬ態度だけど)。まあいつものとおり……でもいちおう好き放題してないせいか、精彩を欠く感じはある。唱える呪文が絵で表現されるんだけど、呪文フェチとしてはそれじゃあつまんないよーと思わざるをえない。しまいには慣れたけども。

ねこめ〜わく 5 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

ねこめ〜わく 5 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

出版社が変わったが、それ以外はなにも変わっていなかったり。前は百合子さま萌えだったのに最近はヘンリヒが可愛いな、ヨーリスがいれば百合子はいらないなと嗜好が変わってきたらしい。猫もシマちゃんよりクロフがお気にいりになったり。クールで愛想はないのがかえって可愛げがあるよね。