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関口知宏の中国鉄道大紀行」が面白い。おもにダイジェスト版でだが、春にラサを出発したところからずっと観続けている。人懐こい関口と現地の人とのふれあいも微笑ましいし、列車を乗り継いで目的地へ行くまでの道程をおろそかにしてないところが特にいい。
よくある紀行ものの、お宿がどんなにいいところかとか、どんなにすばらしい料理が出てくるかなどをまったりと、あるいは大騒ぎで紹介する様式にはあまり興味が持てず、旅番組はとんと観なくなっていた。だけどNHKはここんとこ「街道てくてく旅」みたいな道のりをこそだいじにする旅を多く企画してくれるのでかなり嬉しい。
昨日放映された「男 自転車 ふたり旅〜柾樹と浩司『どんど晴れ』の舞台を目指して」も面白かった(本編は観てなかったんだけど)。東京からドラマの舞台になった岩手・雫石町まで自転車で行くの。アップダウンが激しくてものすごくキツそうだったが、こういう旅ができるのは羨ましい。
鉄子の旅』や『鉄塔武蔵野線』、『阿房列車』、中国映画『山の郵便配達』、「ザ!鉄腕!DASH!!」のソーラーカーだん吉、『カップ酒スタイル』 での東海道五十三次カップ酒ウォークなんかも目的地より過程を楽しむタイプの旅だ。こういうのに昔から惹かれるんだよなあ。いつか四国巡礼とか始めるのかも……。短距離の街道ウォーキングは近いうちにやってみたい。