最近のテレビ

フジテレビ「ミヨリの森」を観る。いやー……つまんなかった。背景美術は綺麗だけど、それだけというか。原作もこんな話だったかな(わりと面白く読んだ記憶はあるが)。声優はもうしょうがないとして、ハンターたちを脅かして追い返すというラストはどうなんだろ。なんか映画の「ネバーエンディングストーリー」を思い出した。ハンターたちをやっつけても、彼らを送り込んだ大元の開発業者を叩かなきゃダメなんでは、と思い至らないあたりが純真な子どもの発想……なのか? 警察が介入するからもうオッケーということなのだろうか。それに人間が森の「守り神」になれるわけはないと思うのだ。あくまでミヨリは人なんだから。森の精霊と人との橋渡し役、守り人にならなれるだろうけど。

BS2「精霊の守り人」を友人宅で茶々を入れながら10話くらいまとめ観。こっちはすごく面白くてミヨリに感じていたモヤモヤが吹き飛んだ。アニメとしての出来もわりといいし、原作とのギャップも楽しい。とくにタンダが通い妻でお母さんなヘタレ優男なのと、シュガが頭いいんだか悪いんだかわからないダメ男になってるのがいちいち笑える。タンダがああなのはバルサがやたら男前になったあおりをくらったのかねー。「花酒をタンダに」みたいな完全オリジナル回がクオリティ高いのも好印象。もうすぐ終わっちゃうらしいのが残念。その前に原作読み返さないとな。読んだのずいぶん昔だから細部がうろ覚え……。