読了本
- 作者: ジョージ・R.R.マーティン,George R.R. Martin,岡部宏之
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/11
- メディア: 単行本
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ジェイムが視点人物になっているのに驚いた。逆上したケイトリンに殺されてやしないかと心配してたのもあるが、彼はもう弱者の側の人なんだな……。ブリエンヌとの道行きも波乱万丈、いったい二人はどうなってしまうのか。サムが視点人物に格上げされたのも嬉しい。ジョンが掘り出したあれが役に立つとは! 異形人の出現はもしやターガリエンが不在なせい? ならばダニーが帰還したとき何が起こるのか? 彼女の章はすごかった。伏線の活かし方が素晴らしい。兄に対する夫のやりかたからも学んだのだろうけど、ドラゴンは奴隷ではないんだからと言い捨てたとこには痺れた。
ダヴォスのおっさんはしぶとかった。でも第二部でお終いじゃなかったのはとても嬉しい。タマネギ騎士の行く道も暗く険しそうだが、決してメリサンドルに屈しないでくれと祈るばかり。サンサはやっぱり頭にお花が咲いてんのかなぁ……一時期見直したのに。ティリオンと結び付けようとする動きに彼はどう対抗するのか、それとも受け入れるのか? シェイはどうなっちゃう? ブランの行く末も気になる。ホーダーや沼のきょうだいとの掛け合いが面白い。メーラの語ったお話もよかったが、あれは今後の展開に関する何らかの伏線なのだろうか。