2006-11-14 読了本 新装版 功名が辻 (1) (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/02/10メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (120件) を見る大河ドラマもそろそろ終りに近づいてきたので原作にとりかかる。すごく読みやすいのは新装版だから? しかも何だかコミカルな調子でとても面白い。司馬遼ってこんな作風だったっけ。原作がこうだからドラマの序盤もどこかコミカルな展開になっていたのかな。互いに尊敬しあっている夫婦の姿がすがすがしく描かれているが、一豊の単純さはドラマ版よりも極端だ。困った困ったと言いながら進んで小りんを抱くシーンには吹き出してしまった。千代の夫に対する操縦っぷりもすごい。夫を立てるためにバカを装ったりとかなりの策士。TVを観ている限りでは彼女の泣いたり笑ったりにこんな裏があるとは思わなかったもんなあ……観方が変わりそう。