ぶっせん復刊の報にまずは
講談社版を再読してしまったほど好きな作品。マンガでげらげら笑うなんてカツオくらいのもんだろうという侮りをこの作品に覆されたんだよな。ついこないだ再読したばかりなのに何度読んでも面白い。
太田出版版は三分冊、上巻にはキクさん主人公の描き下ろしあり(残りの巻にも何かあったらいいなあ)。描き下ろしはお
風呂屋さんに行く22時限目以降と読み比べると面白さ倍増だ。キクさんビジョンだとみんな格好良すぎで超ー笑えるっていうか! 夏目さんの解説を先に読んでから本編に入ったのだけど、コマのすみずみまでチェックするとほんと面白いな。特にレオ君。本名は
森本レオかよ!
少女マンガで初めてパンツ降ろしてトイレ入ってた主人公を見た、かもしれない。茶ぁ吹きだしかけたよ。オデットはロボットだから表情が乏しい。その乏しさがギャグとなり泣かせとなったりもするし、たまに見せる笑顔に惹きつけられたりもするのだが、ちょっと考えてしまうのだ。なんでそんなに人間らしくなりたいの? と。オデットの人間らしくなりたい気持ちは博士がプログラミングしたものではないの? そうでないのにそう思うなら感動的というより不気味な気がしないでもない。……私ひねくれてる?