読了本・コミックス

代官山呪い屋st. 第1巻 (ボニータコミックス)

代官山呪い屋st. 第1巻 (ボニータコミックス)

代官山呪い屋st. 第2巻 (ボニータコミックス)

代官山呪い屋st. 第2巻 (ボニータコミックス)

代官山呪い屋st. 第3巻 (ボニータコミックス)

代官山呪い屋st. 第3巻 (ボニータコミックス)

一巻を読んでみたら面白かったので続きを購入。3巻は今月出たばかり。なんといってもヒロインの楓子ちゃんが可愛いくってたまらない。キツイ感じの美少女なんだが実はけなげで優しい子、というのがツボ。家系にかけられた古い呪いを封じてくれた「蜻蛉屋」の陽王に恋をして、そのまま押しかけ下宿人となった。蜻蛉屋は表向きおまじないグッズの店だが裏の家業は拝み屋だ。左手に宿したガジュマルの精霊「茜丸」のコントロールも覚え陽王のアシスタントとなったとたん、楓子の前には次から次へと横恋慕するいい男が現れ……という展開は少女漫画の宿命なんだろうか。でもどうせなら颯太とくっつけばいいのにとか思っている。ロン毛の美青年・龍人の暗躍は気になるけど、ちょっとカッコつけすぎ、勿体つけすぎじゃないのかねコイツは。

沈黙の樹―陽王とマーの精霊物語 (ボニータコミックス)

沈黙の樹―陽王とマーの精霊物語 (ボニータコミックス)

呪い屋こと蜻蛉屋(せいれい=精霊とかけてるのかな)が代官山に店を出す前のお話。陽王と黒猫マーの出自やなれそめ、店主の正体、祝一族と総帥の時継についてなどがくわしく描かれる。オカルト・アクション的な『代官山〜』にくらべると幾分ファンタジー&おとぎ話色が強い。陽王の雰囲気も少し違うみたい。続編ではスカした感じが薄らいでる。代官山にくるまでのあいだに性格がまるくなっていったんでしょうか。表題作の椿の話が好き。


さて代官山に呪い屋があれば渋谷には心霊現象調査事務所があったりするらしい今日この頃。アニメ版「ゴーストハント」がなかなか面白いので、久しぶりに小説版のほうを引っ張り出してきたらもう止められない止まらない、ついついイッキ読み。やっぱり面白いわ。何度も読んでるのに「悪霊だってヘイキ!」の終盤では思わず涙ぐんでしまった。ホワイトハートの続編は怖すぎてあまり読み返せないんだけど……。アニメでは最後までやるのかな。ティーンズハートの全8巻は1冊1冊がパズルのピースだから、どこが欠けても絵が完成しない。全25話らしいから「ホントにいっぱい!」「いっぱいで眠れない」で3話ずつ、「ひとりぼっち」「なりたくない!」「よばないで」「ヘイキ!」が4話ずつってとこかな? キャラがよく動いてて楽しいけど、死体とか流血とか(どころの騒ぎじゃないが)TV放送的にはどこまで描けるんだろ。