読了本

新章開幕。謹慎中の秀麗の身にまたしても騒動が降りかかる。今月来月と連続刊行だけど、たぶんそこでは終わらなくて影月編のように長く引っぱるんじゃないかと思う。新キャラがたくさん登場するも今回はほぼ顔見せだけ、というか名前しか出てこない人もいるしなあ。思わせぶりなラストの3人は何なんだー。逆に三太のようにフヌケの脇役から育ってきたキャラもおり、今後の人間模様が楽しみ。秀麗が結婚しない理由というのが未だ不確かだが、父との語らいは胸に沁みた。ただ今回ちょっと説教多めかなという印象はある。あと「ルンルン」「ガツンと」が何回も出てきたりと、文章が多少推敲不足かもしれない。はやく続きは読みたいけれど、もっと作者をゆっくりさせてあげたくなる。タイトルの由来を知るために古語辞典をひいてみた。もしかして襲の色目?とは思っていたが……いちおう中華風ファンタジーなのに、いいのか(いまさらだけど)。