読了本

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)

原著を3分の2まで読んだところで挫折していたのだが、第六巻の邦訳(タイトルが「混血のプリンス」から「謎のプリンス」に変更された模様)が初夏に出るらしいので慌てて5巻邦訳に手をつける。原著で読んだときキツイと思った登場人物たちのヒステリックな精神状態が、邦訳で読むとあんまり気にならなかった。私の英語力だと単語ごとにつまずいて情景が細切れになってしまうため、こっちにまでキャラのイライラが伝染するような気がしたものだったけど、日本語だと問題なくストーリーに没頭できて楽しく読めた。まあ訳文の表現に引っかかったところがないわけじゃないが。ハーマイオニーの飲み物に飾ってある「豆唐傘」、とかさ。
とにかくアンブリッジが憎らしくて憎らしくてたまらなかった。スネイプやマルフォイが可愛らしく思えたほどだし、ピーブズまでが株を上げたもんなあ。ウィーズリーの双子がホグワーツとおさらばするところはまったく痛快だった。もう学園にいないのは寂しいけど。クライマックスの魔法合戦は映像化したら手に汗握る面白さだろう、といいつつアズカバン映画版をまだ観てない私。シリウスはほんとにこれきりなのか……? ハリーがダーズリー家にいなければならない理由がまだよく納得できない、だがとりあえずthe Half-Blood Princeに取り掛かろう。分かんない単語は潔くとばす。でないとまた邦訳が出る前に読み終われないから。