悪ガキ襲来

土いじりをしていると近所の子どもたちがわらわら寄ってくる。少なくとも2人、多いときで8人は集まる。目当てはうちの犬と遊ぶことなのだが、やれ土の中にミミズがいるの、花に水をやりたいの、カマキリがほしいのと騒々しいことこの上ない。仕事にならない。しかもみな自転車に乗ってくる。最近の子は幼稚園くらいでもうMyチャリ持ってるのな。なんかけっこう遠くからもやってきてるような悪寒。
私のやることに興味津々、なんでどうしてと質問攻めにしてくるから適当にあしらっていると、そのうち子ども同士でケンカが始まったりする(すんごいくだらない理由で)。いたずらが過ぎて叱ることもあるが、それでしょんぼりするような可愛い気のあるやつらではない。気分は小学校の先生だ。何で私がこんなこと……。
仕事が終わり犬の散歩に出かけるとぞろぞろついてくる。来るなといってもムダなので気合いを入れて引率する。車が来たら脇に寄れー! 前向いて歩けー! いきなり飛び出すなー! 神経すりへりまくり。犬のリードを持たせろコールに根負けし、端のほうだけつかませる。完全に渡してしまうと犬と一緒に駆けだして、引きずられて転んでひざ小僧をすりむいたりするのだ。
同級生の女の子を見かけてちょっかいを出すあたり、どうどうたる悪ガキっぷり。私らの頃にはスカートめくりが定番だったが、今の子はこうだ。「なあ、もう○○とキスしたー?」迷惑そうに黙る女の子。「聞こえなーい。え? した? キスしたの?」「やっぱなー、だっておまえのくちびるからおとこのにおいがするもん」。それが小学2年生のいうセリフかっ。どこで覚えてくるんだ一体。