読了本

七王国の玉座〈下〉―氷と炎の歌〈1〉 (氷と炎の歌 (1))

七王国の玉座〈下〉―氷と炎の歌〈1〉 (氷と炎の歌 (1))

壮大なスケールの群像劇。謀略うずまく戦記ものの様相がどんどん濃くなってきた。上巻は8人の視点で交互に語られていったわけだが、視点となる人物は必ずしも固定されてるわけじゃないらしい。今後はいろんなキャラの視点が入れ替わり立ち替わり登場するのだろうか。せめてスタークの子どもたちだけはずっと欠けずにレギュラーであって欲しいものだ。
ダニーの話はひとくぎりつき、今いちばん気になるのはアリアの章。第二部のほうまでえんえん拾い読みしてしまった。視点が飛んでも時系列はそんなに前後してるわけじゃないから本当はちゃんと流れどおりに読んだほうがよいのだろうが、我慢できなかった。ダニーの章からはオカルト、ジョンの章からはホラーの匂いが……これらが血なまぐさい国盗り合戦とどうからみあっていくのか、先が楽しみ。