読了本

このあたりから旧版も未読なので初めて読むストーリー。いや、凄いことになってたんだな。シャラムドイ族で社会勉強したり渡河で溺れ死にかけたりの前半はともかく、後半で出てくるアッタロアと雌オオカミ集団は何だかもう訳が分からない、というか3万5千年以上も昔の人々のメンタリティとは思えないのだが、アウルさんは何を思ってこんな展開にしたんだろ。人間が本能の狂った生き物である理由を盛り込みたかったとか? アマゾネス的な社会が原始時代に存在しえたかどうかはちょっと疑問だ。エイラが何かしなくてもス・アームナイ族は先細りどころか冬も越せずに自滅するのでは。下巻を読めば納得がいくのかな。