読了本・コミックス

『愛がなくても喰ってゆけます。』よしながふみ（太田出版、2005）。
いやー、こういうのがずっと読みたかったのだ。よしながふみ作品で掲載誌が「マンガ・エロティクス・エフ」だし、と先入観ばりばりで読み始めたけどいい意味で裏切られました（表紙のYながさんだって、もうてっきりニューハーフキャラなのかと）。作る側じゃなくて食べる側主体のグルメ漫画。食べてる人の幸せそうな表情と、いかに美味いかを熱っぽく語る長文セリフがたまらん。東京うまい店だけじゃなくて他の地方のお店もやってほしいなあ。登場人物はすべて実在するかモデルがいるかのように描かれているけど、これってお店と料理の味以外はフィクションだよね……？　どの話も面白かったが女二人でフレンチの回、好きな店を貶される回、居酒屋で合コンの回が特に面白かった。

『空中楼閣の住人』波津彬子（小学館フラワーコミックススペシャル、2005）。<うるわしの英国シリーズ３>。なんだかとてもファンタジー性が強くなってきてますね。ネコにからかわれるメイドが今回出てこなかったのが淋しい。あとペイトン女史の再登場希望。